センターの学生生活

これから南予水産研究センターを志望される皆様に、学生生活の様子を紹介します。西浦ステーションの学生さんに、一日の内容や今行っている研究の内容を教えてもらいました。なお、社会共創学部在学生のメッセージもこちらよりご覧いただけます。

南水研の学生の一日 その①

愛媛大学では新養殖魚種として、スマという魚に注目し、完全養殖を目指し研究しています。スマは小型マグロ類の一種で、クロマグロの中トロに味がよく似ており、非常に美味しいです。現在、スマの成長・成熟、産卵行動など養殖に必要なあらゆる研究を進めています。
また、西浦ステーションでは、陸上水槽と海上生簀でスマを育てており、毎日の餌やりと水質管理は欠かせません。
学生が中心となり、日々のスマの様子をしっかりと観察しています。また定期サンプリングでは、採取した血液や生殖腺を用いて実験を行っています。

9:30 イカのサンプリング
実験に使うイカは自分で釣ります。釣りのスキルが試される楽しい時間です。

13:00 ミーティング・ゼミ
週に一回、研究室の先生と学生が集まり、研究成果や論文を発表します。

20:00 趣味の釣り
宇和海は釣りの聖地です。ここに住んでいるという絶好の機会を逃すわけにはいきません。潮を見極めて釣りに出かけます。

南水研の学生の一日 その②

スマの実験は一人で行うものではなく、皆の協力が必要不可欠です(特に生簀作業)
生簀作業だけではなく、様々な実験もあり、先生やスタッフ、もちろん学生同士でのコミュニケーションは必須です。
実験を通してコミュニケーションを深めることで、自分の知見も深めることができ、また円滑で正確な情報伝達をすることも可能になります。

実験・作業の内容
遺伝子解析、組織切片の作成、漁協のスマのサンプリングなどがあります。
随時、スマの海上生簀作業などの現場仕事も入ります。

15:00 実験
僕の午後からの実験は、午前の実験の続きであったり、また新しい別の実験だったりします。