Peace & Science Innovation Ecosystem(PSI)事業
概要

2022年5月、「大学発新産業創出プログラム(START)スタートアップ・エコシステム形成支援」に、広島大学及び愛媛大学を含む共同機関7大学他で構成される、Peace & Science Innovation Ecosystem(PSI)プラットフォームが採択されました。

本プラットフォームの取組みとして、大学から生まれる優れた技術シーズの実用化やアントレプレナーシップを有する人材の育成を強力に支援し、コロナ後の社会変革や社会課題解決に繋がる社会的インパクトの大きいスタートアップが持続的に創出される体制を構築することを目指すプログラムを推進しています。
<参考>PSIホームページ
https://psi-ecosystem.net/

愛媛大学の取組紹介

愛媛大学では、主に以下の取組みを行っております。

起業活動支援プログラム

PSI・GAPファンド申請支援

地域発の大学発ベンチャー企業の創出に向けた取組の一環として、中国・四国地域初であり最大規模のスタートアップ支援ファンドとして開始したのが「PSI・GAPファンドプログラム」です。

大学の革新的技術シーズを基にグローバル市場を目指す大学等発ベンチャーや、大学の革新的技術シーズを基にSDGsの達成や地域の社会課題解決にも資する社会的インパクトの高い大学等発ベンチャーを創出することを目的としており、大学の技術シーズの発掘、研究開発課題の募集・選考を行ないます。
 産学連携推進本部ではBeyond Next Ventures株式会社と連携し、事業化計画案・ビジネスモデル案の作成等について、個別に申請書作成支援を行っています。
<参考>PSI・GAPファンドについて
https://psi-ecosystem.net/support1

◆愛媛大学のPSI・GAPファンド採択状況

2024年度 【ステップ1】ビジネスモデル検証型 4件採択(申請 5件)、研究費総額約1,600万円

代表者採択課題
  理工学研究科
  教授 野村 信福
 ゼオライトを基盤材料とする全固体二次電池の開発
  理工学研究科
  准教授 池田 善久
 持続可能な閉鎖循環型陸上養殖のための殺菌および
 養殖魚の成長促進効果を備えたプラズマ水処理装置の開発
  農学研究科
  准教授 安部 真人
 脂質型生分解性界面活性剤を用いたドローン薬液散布のアジュバント開発
  プロテオサイエンスセンター
  准教授 杉浦 美羽
 好熱性シアノバクテリアを用いた環境汚染物質の水質浄化


2022年度 5件採択(申請11件)、研究費総額約6,000万円

代表者採択課題
  医学部 臨床腫瘍学
  教授 薬師神 芳洋
 IT技術を活用したがん副作用早期発見ツールの開発・運用
  医学系研究科
  助教 外山 研介
 下肢閉塞性動脈疾患に対する新しい血管再生治療薬の事業化にかかる検証活動
  理工学研究科
  教授 李 在勲
 ウェアラブルセンサと深層学習を用いた歩行障害診断装置の開発
  理工学研究科
  特任講師 吉村 彩
 高いサイクル特性を示す有機正極活物質の事業化検証
  プロテオサイエンスセンター
  准教授 竹田 浩之
 フカボディプラットフォームの事業化を目指したフィージビリティスタディ

アントレプレナーシップ人材育成プログラムの開発・運営

愛媛大学では、学生へのアントレプレナーシップ教育の充実に取り組んでいます。

アントレプレナーシップ科目(令和6年度)※

学部開講義時期科目
法文学部前学期 経営管理論
前学期 経営政策学
前学期 法政専門演習
後学期
法文学部/社会共創学部前学期 会社法Ⅰ
後学期 会社法Ⅱ
社会共創学部後学期 プロジェクト基礎演習
第4クォーター 農山漁村論
通年 キャリア入門
後学期 プロジェクト応用演習
前学期 プロジェクト実践演習
後学期 プロジェクト基礎演習
前学期 観光文化論
前学期 産業イノベーションセミナーⅠ
後学期 産業イノベーションセミナーⅡ
共通教育科目第1クオーター 社会学入門:愛媛学入門
第2クオーター
第3クオーター
第4クオーター
前学期 社会のしくみを考える:アントレプレナーシップ入門Ⅰ
後学期 現代社会の諸問題  :アントレプレナーシップ入門Ⅱ
※下記キーワードを含む科目
 アントレプレナーシップ、アントレプレナー、起業家精神、起業、ベンチャー、新事業創出、イノベーション創出、等(シラバスのキーワードに含まれなくとも、授業内容に同内容を含むもの)

共通教育科目 アントレプレナーシップ入門Ⅰ 授業風景
共通教育科目 アントレプレナーシップ入門Ⅰ 授業風景

起業環境の整備

起業家等との面談やメンター指導を受けることを可能にするICT環境を整備した他、試作等、事業化検討取組を支援する目的で、3Dプリンターおよび3Dスキャナーを共同利用機器として設置しました。

3Dプリンターおよび3Dスキャナー利用予約申込について

予約申込フォーム

ICT機器
(E.U. Regional Commons)

3Dプリンター
(工学部4号館8階)
3Dスキャナー
(工学部4号館8階)