各センター概要

地域専門人材育成・リカレント教育支援センター

地域専門人材育成・リカレント教育支援センターは、各種研修プログラムや公開講座などのリカレント教育をはじめとしたさまざまな活動を支援し、地(知)の拠点整備事業での取組を継続することによって、地域及び地域産業に関する専門的知識・技術を有する地域活性化のリーダーになれる人材(「地域専門人材」)や様々な知識を融合するスキルを持つ人材(「ハブ人材」)を育成するほか、企業及び産業界と連携した高度技術人材育成プログラムの開発への支援を行うとともに、地域における社会人のスキルアップやセカンドキャリア設計のための受講機会を広く提供することを目的に設置されています。
 
具体的には、履修証明プログラムをはじめとする各種研修プログラムの企画・調整及び開講への支援、自治体及び各種団体の職員による授業提供への支援、地域課題解決や地域活性化のためのプロジェクトへの支援、企業及び産業界と連携した高度技術人材育成プログラムの開発への支援等を実施しています。

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防災情報研究センター

自然科学と防災技術の融合

災害調査 大規模災害に際して,関係機関と協力して被災地の調査を行い,地域の皆様に対して報告会を開催します。
防災教育 小・中学生を対象とした防災教育を支援します。先生方に対する専門知識の研修や,児童・生徒を対象とした講演会を行います。
一般向け講演会 広く一般市民を対象とした講演会やフォーラムをセンターで開催する他,他団体主催の催し物にも積極的に参加します。地域公民館など少人数の集まりにも出かけています。
自主防災組織の支援 防災に関する専門家として,各地で結成されている自主防災組織の研修会での講演を行うほか,体験談の語り継ぎなど防災意識を高めるための支援をしています。

災害から地域の安全、安心を守る「防災」は、地域に根ざす大学が総力を挙げて取り組むべき、教育・研究・社会貢献の課題です。本センターでは、大学の特徴である総合的な研究機能を活用して、災害の仕組みや予防方法を調査・研究するとともに、災害時には緊急体制をとって災害調査、情報提供、医療・ヘルスケア、災害ボランティアなどの活動を行います。防災に関する講演会や講習会の開催、自主防災組織や災害時要配慮者支援計画などの地域防災活動にも積極的に取り組むとともに、ネパールの防災研究について現地の大学や各種団体との連携、企業の事業継続計画の策定支援にも活動を拡げています。また、寄附講座・寄附研究部門として、平成26年にアーバンデザイン研究部門、平成29年に防災・橋梁メンテナンス技術部門、平成30年にインフラ空間情報基盤研究部門、令和元年には松山全世代型防災教育推進講座及び海洋レーダ情報高度化研究部門を設立し、各種課題の実践的な解決策について日々研究しています。

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地域協働センター西条

地域のステークホルダーと協働し「地域創成」に挑む

東予地域における産業、文化、自然の特徴及び地域からのニーズに対応して、愛媛大学の多くの教員が地域のステークホルダーの皆様と協働して様々な活動を展開することで、広く地域活性化に貢献することを目的としています。
 
具体的には、(1)住民向け高等教育機会(リカレント教育)、(2)高大連携活動、(3)主に社会人を対象とした修士課程授業、(4)農業の6次産業化支援、(5)フィールドワーク・インターンシップ、(6)就職活動、(7)産学官連携活動の提供など、地域の協働拠点として機能しています。 

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地域協働センター南予

南予地域の活性化を公・民・学の協働で実現!

地域協働センター南予は,南予地域における人口減少,基幹産業の衰退,鳥獣被害,地域内経済の流出,空き家問題,地域資源の新たな活用などの地域課題を[公][民][学]の協働により解決していくことを目的としています。
 
本センターは,南予地域の様々な課題を地域間連携協働事業などを通じて,[学]がもつ専門的知識・技術の分野間連携を進め,先進的な研究活動やフィールド学習,キャリア教育,高大連携事業などを実施しています。また,地域活力の創出のために,社会人リカレントプログラムの提供や南予地域のインターンシップや就職活動を促進していきます。

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地域協働センター中予

メインキャンパスとのハイブリッド型連携活動拠点として「地域協働」を展開

地域協働センター中予は、本学と中予地域の市町やステークホルダーとの協働によって、ウェルネス事業、観光業、農林業等の発展を通じて地域と地域産業の活性化や地域の芸術文化の振興等に貢献することを目的に令和3年3月に設置されました。
 
 本センターは、中予東温と中予松山の2拠点から成り、中予東温では健康・医療を中心にウェルネス事業、観光業、農林業等の発展を通じて地域及び地域産業の活性化、中予松山では観光・文化を中心に、観光サービス業の人材育成に係るリカレント教育や地域の芸術文化振興等の活動を推進します。

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地域共創研究センター

文理融合で地域創生を研究・実践

地域共創研究センターは,地域に関する学際的な研究・教育・実践活動を行うことによって,地域共創に関する学術研究の推進を図り,併せて地域社会の活性化と発展に貢献することを目的として設立されました。本センターの前身は,本学初の文系センターとして平成1 6年に設置された地域創成研究センターです。
 
本センターは,①理系・文系の様々な分野の視点,理論,手法を駆使し,②地域のステークホルダーや学生とともに地域課題に取り組むため,「地域共創理論研究部門」「地域共創実践研究部門」の2部門を設置しています。本センターは,地域に軸足を置いた研究活動を発展させ,地域に関する新しい学際的な学術領域の創造,地域の自立的な発展への貢献,地域社会の発展を支える人材の育成を目指し,海外研究・貢献も積極的に行います。

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四国遍路・世界の巡礼研究センター

四国から世界へ

1200年の歴史を有する四国遍路は,今もなお大勢の人々を四国へ誘い,地域の人々もお接待で迎える,生きた四国の文化です。本センターは,四国遍路の歴史や現代の実態を解明し,世界各地の巡礼との国際比較研究を行うことを目的として設立されました。歴史学,文学,社会学,法律学,経済学,観光学などさまざまな分野の教員が結集し,他大学や博物館・官公庁などとも連携しながら,四国遍路と世界の巡礼の学際的研究を進めるとともに,四国遍路の世界遺産登録への学術的協力など,地域貢献にも努めていきます。
 
国内研究部門では,四国遍路の古代から現代までの歴史・文化を解明し,また現代遍路の多様な実態をフィールド調査などを通して明らかにします。国際研究部門では,世界各地の巡礼の歴史や現在の諸相を探求し,あわせて四国遍路と世界の巡礼との国際比較を行います。この研究成果は,ミュージアムでの展示や講演会,刊行物などで公開しています。

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俳句・書文化研究センター

地域の俳句・書文化の振興のために

愛媛の地は「俳句の聖地」「俳都まつやま」等と言われ,正岡子規をはじめ,多数かつ多様な俳人が輩出され,活動した地域です。近年では,高校生の「俳句甲子園」も全国規模で開催され,俳句文化の新たな側面を切り開いています。また,俳句文化は,俳句を条幅や短冊に表現するなど,書文化との深い関係を持ちます。
 
書文化において愛媛は,全国的に著名な僧 明月が活動した地域であり,近年は,松山の神官三輪田米山が「近代書の先駆け」として脚光を浴び,全国的に評価が高まっています。愛媛大学図書館には,歴史史料としても貴重な『米山日記』や作品が多数収蔵され,研究に供されています。 俳句・書文化研究センターは,地域の特性を活かし,地域と連携して,愛媛の俳句研究・書研究を推進し,さらなる地域文化の振興を図ろうとするものです。

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埋蔵文化財調査室

最新の研究で活かして守る⽂化財

城北キャンパスの地下には⽇本有数の弥⽣時代⼤規模拠点集落で知られる⽂京遺跡が眠っています。他にも樽味キャンパスの樽味遺跡をはじめ、各キャンパスにはたくさんの遺跡があることで知られています。これらの遺跡は、時代ごとの社会の様⼦や⽂化を物語る貴重な⽂化財です。
 
埋蔵⽂化財調査室は、 学内の遺跡(埋蔵⽂化財)の発掘調査及びその研究成果の公開を⽬的に昭和 62 年に設⽴された施設で、学内の施設整備に伴う⼯事に先⽴って遺跡の有無を確認し、その保護に努めつつ、必要に応じて発掘調査を⾏っています。その成果は、本学の学⽣及び教員への実践的教育に寄与する⼀⽅、⼤学内外にミュージアムでの展⽰や講演会で広く公開し、⽂化財の利活⽤を積極的に推進しています。また調査記録と最新の分析・研究成果をとりまとめた『発掘調査報告書』を刊⾏し学術研究 に貢献しています。

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