センターの活動
35−1.第3回国際シンポジウム
『三国志 魏の世界―曹操高陵の発見とその意義―』の開催
2010年11月27日(土)・28日(日)
『三国志 魏の世界―曹操高陵の発見とその意義―』の開催
2010年11月27日(土)・28日(日)
第3回となる国際シンポジウムは、中国より4名の研究者をお招きし、曹操の墓葬の発見について講演・討論会を行いました。
2009年12月、中国北京において河南省文物局により、三国志の英雄曹操の墓が発見されたと報道されました。
鉄センターではかねてより、曹操墓発掘担当機関である河南省文物考古研究所と研究交流を続けており、また曹操墓でも多量の鉄器が出土していることなどに
注目し、日本における発掘報告を兼ねたシンポジウムの開催を打診しました。世界的に注目されている発見なだけに、日本で初めて発掘責任者の方々を招へいして
シンポジウムが実現したことは、大変光栄であります。
シンポジウムは27日・28日の二日にわたり以下のプログラムで開催しました。
27日 村上恭通(AIC)『「三国志 魏の世界」開催にあたって』
白雲翔(中国社会科学院考古研究所)『漢末・三国時代考古及びその新展開』
潘偉斌(河南省文物考古研究所)『曹操高陵の発見と発掘および初歩研究』
28日 カク(※)本性(河南省文物考古研究所)『曹操高陵出土文物の研究』(「赤」にオオザト)
張志清(河南省文物局)『漢代陵墓考古と曹操高陵』
第一日目には、まず村上教授に、シンポジウム開催に至った鉄センターと河南省文物考古研究所との研究交流の状況をお話しいただきました。 中国社会科学院考古研究所副所長白雲翔先生には、中国における最新の三国時代考古の研究状況についてご紹介いただきました。 特に都城の発展や当時の社会生活などについては、豊富な考古資料を元に論じていただきました
曹操高陵の発掘担当者である潘偉斌先生には、発見・発掘の経緯から、墓主を曹操と認定するに至った根拠についてご講演いただきました。 第一発見者であり、現地で調査を担当してきた方ならではの生の声を聞くことができました。( 第2日目に続く)
シンポジウムは27日・28日の二日にわたり以下のプログラムで開催しました。
27日 村上恭通(AIC)『「三国志 魏の世界」開催にあたって』
白雲翔(中国社会科学院考古研究所)『漢末・三国時代考古及びその新展開』
潘偉斌(河南省文物考古研究所)『曹操高陵の発見と発掘および初歩研究』
28日 カク(※)本性(河南省文物考古研究所)『曹操高陵出土文物の研究』(「赤」にオオザト)
張志清(河南省文物局)『漢代陵墓考古と曹操高陵』
第一日目には、まず村上教授に、シンポジウム開催に至った鉄センターと河南省文物考古研究所との研究交流の状況をお話しいただきました。 中国社会科学院考古研究所副所長白雲翔先生には、中国における最新の三国時代考古の研究状況についてご紹介いただきました。 特に都城の発展や当時の社会生活などについては、豊富な考古資料を元に論じていただきました
曹操高陵の発掘担当者である潘偉斌先生には、発見・発掘の経緯から、墓主を曹操と認定するに至った根拠についてご講演いただきました。 第一発見者であり、現地で調査を担当してきた方ならではの生の声を聞くことができました。( 第2日目に続く)
本学柳澤学長に御挨拶いただきました | 村上教授講演・会場の様子 |
白雲翔先生講演の様子 | ギョウ城調査図 (業にオオザト) |
潘偉斌先生講演の様子 | 曹操高陵 |