令和5年度 第1回 地域創生イノベーター育成プログラム(南予)を開催しました。
地域創生イノベーター育成プログラム(南予)第1回を令和5年8月19日(土)9時~16時50分(1限~4限)に地域協働センター南予講義室で実施しました。参加された受講生は22名(対面20名、オンライン2名)でした。
1限目は、愛媛大学社会連携推進機構の若林良和機構長から「愛媛大学のビジョン・戦略・取組について-地域と「共進」する愛媛大学を目指して-」と題して講義いただきました。これまで愛媛大学が教育・研究・社会貢献・国際貢献を通じての取組やそれらの実績を生み出してきた仕組、計画について包括的に説明いただきました。特に、冒頭で①交流②連携③協働④共創を踏まえたうえでステークホルダーの皆さんと共に社会全体をより良い方向に進めていく「⑤共進」にかける思いを語っていただきました。地域における知の拠点として地域社会の構築に貢献する姿勢と意気込みをご理解いただけたのではないでしょうか。
2限目は、地域協働センター南予の松村暢彦センター長から、「社会人になって何をどう学ぶのか~経験学習にもとづいた方法~」と題して講義いただきました。冒頭に、さまざまな「きょうどう」の中から、共同、協同とは違う「地域協働」の意味合いを説明いただきました。「深く、大きく考えて行動する」ことの重要性をコルブの経験学習理論を用いて大学教育の実例を踏まえながら解説いただきました。その際には、Repeat(繰り返す)、Rock(気持ちを揺り動かす) 、Respect(敬意を持つ)の3Rに留意すること、内省化と教訓の概念化がキーとなることを説明された後、そのうえで、自分の学習スタイルの幅を広げて、状況に応じた学習スタイルを使えるようにすることが、今後必要とされることを紹介しました。
3限目は、地域協働センター南予の松村暢彦センター長から、地域課題の明確化手法「プログラムの履修ガイダンス 自らの成長につながるレポートの作成方法」について、ガイダンスを実施しました。①愛媛県及び南予地域の現状と課題を知る(ステージⅠ)、②課題の解決の多様なアプローチを学ぶ(ステージⅡ)、③課題の解決方法の提案(ステージⅢ)の中で必修科目、選択科目の時系列での紹介、修了要件の認定方法、講義受講方法(対面型講義、同期(リアルタイム)型講義、非同期(蓄積)型講義)、授業レポート作成方法、Moodleの使い方等の詳細な説明がありました。
4限目は、地域協働センター南予の前田眞副センター長から、最終ゴールである「地域で取り組む必要がある課題解決に向けてのプロジェクト研究」を行うための前段階であるプロジェクト研究の仮決めをする事項(種づくり)について、グループディスカッションを行ないました。自分が学びたいこと、自分の抱えている活動、つくりたいネットワークについてグループ分けを行い、ストーリーを模索しました。