フィールドワークプログラム「文化遺産を活かした地域活性化を考える―文化を活かした西日本豪雨からの復興―」(大洲市)を開催しました。
2024.10.16 教育活動
10月5日(土)地域創生イノベーター育成プログラム(南予)のコンテンツ充実のための試行版フィールドワークプログラム(2回目)を実施しました。
今回のテーマは「文化遺産を活かした地域活性化を考える―文化を活かした西日本豪雨からの復興―」。南予センターの教職員、学生、四国西予ジオパークのボランティアガイド、南予市町村の文化財担当者の計6名が参加し、大洲市内各所を訪問し、平成30年7月豪雨で浸水被害を受けた文化遺産等の復旧、復興状況について地元の方々からお話をうかがいました。訪問先は、大洲藩総鎮守とされる阿蔵の「八幡神社」、そして江戸時代に庶民教育の私塾として開設された「古学堂」、東大洲の四国別格二十番霊場の第8番札所十夜ヶ橋(永徳寺)、森山のChez利太郎(旧大石邸)、拝竜権現。いずれも大きな被害を受けながらも、復旧作業を進めつつ、さらにさまざまな企画等で地域を盛り上げる場ともなっています。いずれも地域が危機に陥った際に、足もとの文化を活かして、地域の再結集や再構築を進めていく原動力となっている先進事例であることを参加者全員で学びました。