「愛媛大学と愛媛経済同友会との連携協定10周年記念事業」講演会、懇親会を開催しました【2月29日(木)】
令和6年2月29日(木)、愛媛大学と愛媛経済同友会は、連携協定締結10周年を迎えるにあたり、この10年間を振り返るとともに、今後に向けてより緊密な連携を図るべく、共催により講演会及び懇親会を、ANAクラウンプラザホテル松山で開催しました。
講演会は、両組織等から120人を超える参加者がありました。
まず、開会にあたって、愛媛経済同友会の野本政孝代表幹事が、平成26年5月に連携協定を締結して以来、これまで産学官連携、国際連携、人材育成などの各種事業を展開し、地域の飛躍・発展に貢献してきた歩みを紹介しました。続いて、本学の仁科弘重学長が、「この協定はキャリア教育講座の実施や留学生の就職支援などにおいて実態と成果を伴ったものとなっており、特筆に値する成果となっている。今後さらなる連携の強化を図りたい」と挨拶しました。
続いて、日本銀行松山支店の鈴木直行支店長が「最近の金融情勢-当面の注目点を中心に-」の演題で、当面の金融政策運営から最近の日本経済、世界経済、愛媛県経済の動向について講演しました。その後、「愛媛大学における社会連携活動のこれまでとこれから」の演題で、本学の若林良和理事・副学長(社会連携)、光信一宏副学長(国際連携)、満田憲昭理事・副学長(学術・経営情報分析)が、それぞれ社会連携活動、国際交流活動、本学の機構再編の視点から、連携の実績と期待について講演しました。
若林理事・副学長は、本学が自らの教育研究の成果を積極的に活用し、愛媛経済同友会をはじめとする地域産業界とも連携を図ることで、社会的課題の解決、産業の振興、地域の活性化に貢献してきたことと、今後もこの方針を継続することを講演しました。光信副学長は、本学の留学生就職促進プログラムが愛媛経済同友会や愛媛県と「オールえひめ」体制で取り組んで高い評価を得ていること、また同会と海外訪問団を結成して共にルーマニアやインドネシアへ訪問してきたことを紹介しました。満田理事・副学長は、愛媛大学の世界レベルの研究拠点について紹介し、本学が令和6年4月に既存の機構を再編することで、産学官連携をこれまで以上に強化していく方針であることを説明しました。
最後に、愛媛経済同友会の山口普代表幹事が、この講演会を通して、これまで10年にわたり愛媛経済同友会と本学が連携してきた活動内容を振り返り、今後の方向性を示すことで、地域のさらなる発展に向けて連携を強化したいとの決意表明を行い、締めくくりの挨拶としました。
講演会の後、懇親会を開催し、多くの参加者を得て、忌憚のない意見交換を行いました。
愛媛大学は、今後も愛媛経済同友会との連携を深め、愛媛県をはじめ広く地域の産業振興や文化・スポーツの発展に貢献してまいります。
<社会連携課>
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