本部長挨拶

日頃は「愛媛大学産学連携推進本部」へのご支援・ご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。

愛媛大学と民間企業との共同研究を推進する組織として、1994年に「地域共同研究センター」が発足し、その後、組織再編を行いながら、2024年に研究・産学連携推進機構の中に、「産学連携推進本部」が設置され、現在に至っています。

本組織は、産学連携の拠点として、本学のもつ研究成果を産業界、公共団体等に広く発信し、それらの研究成果を社会に還元していくという使命を担っており、炭素繊維、化学工業、紙産業、造船業など大企業を含め多くの中小企業が存在するこの地域の発展に貢献していくことが、本組織の役割として、これまで以上に重要となってきています。2020年、「オープンイノベーション推進部門」、「リサーチファンド獲得支援部門」、「大学発ベンチャー支援部門」の3つの部門を設置し、持続可能な産学連携活動を推進しています。

具体的な業務としては、本学教員の優れた研究への外部資金導入のための支援や民間企業等に対する学術指導のほか2020年には「国立大学法人愛媛大学における大学発ベンチャー認定に関する規程」を制定し、大学発ベンチャー創出支援の拡充等を図っています。さらに、学生の起業に向けた「えひめ学生起業塾」を準正課活動として実践しており、これを支援するための外部組織(「一般社団法人えひめベンチャー支援機構」)を設置しています。教員や学生の活躍によって、将来、新しい発想によるベンチャー企業が数多く誕生していくことを期待しています。

産業界や地域の皆様方と本学とのインターフェースとして、皆様方が抱えている様々な問題にどう応え、地域の発展のために活用できる研究シーズをどう生み出していくのか。また、地域のニーズを的確にくみ上げ、将来に向けた選択肢をどう提言できるのか。こういった課題について、地域の皆様と協働し、成果を生み出してゆくための架け橋になりたいと考えています。皆様方におかれましては、本組織を積極的にご活用いただきますようお願い申し上げます。

今後ともより一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2024年4月 産学連携推進本部長 野村 信福

組織図

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