センターの活動
2012年8月18日に、愛媛大学南加記念ホールにて、国際シンポジウム「東アジア塩業考古学の現状と課題」を開催しました。
山東大学では、近年渤海湾岸の古代塩業に関する調査研究が活発に進められています。
今回は、その中心的な研究チームである同大学の方輝先生、王青先生と劉海宇先生をお呼びして、最新の研究成果を発表していただきました。
そして、日本の塩業研究として、やはり活発にご研究されている愛媛県埋蔵文化財センターの柴田昌児先生に、瀬戸内を中心にした研究成果を発表していただきました。
中国の塩業研究はこれまで内陸の塩業を中心に進めらえてきました。 いっぽう、沿岸の塩業も徐々に行われるようになったものの、まだまだ萌芽期にあるとのことです。 こうした現状において、今回、日中の塩業調査と研究の現状を紹介し合うことで、相互の研究の到達点と課題が浮き彫りになってきことは大きな成果でした。 また、シンポジウムに先立ち、本学考古学研究室が発掘調査中の上島町宮ノ浦製塩遺跡にもご案内しました。 現場では、中世の塩田層や古墳時代の製塩関連層や出土遺物等を見ながら議論をすることができました。
また、これに関連して、同月19日には上島町せとうち交流館にて、上島町との共催で、「中国塩業考古学を学ぶ」と題した講演会を行いました。 上島町の皆様には、上記のように本学考古学研究室の宮ノ浦製塩遺跡の調査に常日頃より多大なご支援をいただいています。 同町の皆様に、山東における製塩遺跡の研究現状をご紹介しながら、宮ノ浦製塩遺跡をはじめ瀬戸内の古代塩業の歴史に思いをはせていただければと願い開催をいたしました。 当日は50人以上の方々がご来場され、熱心に聞き入っておられました。
中国の塩業研究はこれまで内陸の塩業を中心に進めらえてきました。 いっぽう、沿岸の塩業も徐々に行われるようになったものの、まだまだ萌芽期にあるとのことです。 こうした現状において、今回、日中の塩業調査と研究の現状を紹介し合うことで、相互の研究の到達点と課題が浮き彫りになってきことは大きな成果でした。 また、シンポジウムに先立ち、本学考古学研究室が発掘調査中の上島町宮ノ浦製塩遺跡にもご案内しました。 現場では、中世の塩田層や古墳時代の製塩関連層や出土遺物等を見ながら議論をすることができました。
また、これに関連して、同月19日には上島町せとうち交流館にて、上島町との共催で、「中国塩業考古学を学ぶ」と題した講演会を行いました。 上島町の皆様には、上記のように本学考古学研究室の宮ノ浦製塩遺跡の調査に常日頃より多大なご支援をいただいています。 同町の皆様に、山東における製塩遺跡の研究現状をご紹介しながら、宮ノ浦製塩遺跡をはじめ瀬戸内の古代塩業の歴史に思いをはせていただければと願い開催をいたしました。 当日は50人以上の方々がご来場され、熱心に聞き入っておられました。
シンポジウムの様子 | 討論の様子 |
宮ノ浦遺跡の説明を受けながら | 宮ノ浦遺跡検出遺構を見ながらの議論 |
製塩土器で製塩実験(上島) | 上島町での講演会 |