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センターの活動

49.AIC・中国河南省文物考古研究所研究協定締結記念
第10回アジア歴史講演会『洪水に沈んだ漢代集落 ―河南省内黄県三楊荘集落遺跡の発見―』の開催(2012年6月9日)
及び
] 50.「三国志 魏の考古学―河南省内黄県三楊荘集落遺跡の発見―」の開催(2012年6月10日)

 本年度、センターでは長年研究交流を続けてきた河南省文物考古研究所と研究協定を取り交わす運びとなりました。 河南省は中国文明発祥の地であり、歴代の王朝が都を置き、数多くの重要文化財があるだけでなく、中国でも最も製鉄遺跡の多い地です。 今回それを記念し、同研究所副所長であり発掘調査室主任である劉海旺先生をお招きし、講演会を開催しました。
今回劉先生にご報告いただいたのは、河南省内黄県三楊荘にて発見された漢代農村集落についてです。 2003年、河南省東北部に位置する内黄県三楊荘において、漢代の集落が発見され注目を浴びました。その集落は、黄河の氾濫により一息に沈んだため、 当時の生活の痕跡が全てそのままに残されていました。家屋の瓦屋根や土壁、石組井戸、厠、池、畑と畝、垣根などの遺構が発見されたほか、 石臼等の石製品、農具などの鉄製品、陶器類など豊富な遺物が出土し、その重要性から2005年には「全国十大考古新発見」に選定されています。 今回は、その発掘調査担当者である劉海旺先生に、遺跡の詳細と歴史的意義についてお話しいただきました。
また、同じく大学イノベーションセンター東京においても講演会を開催し(東アジアの古代文化を考える会との共催)、多くの参加者に ご来場いただきました。


三楊荘集落遺跡博物館 会場の様子
三楊荘集落遺跡博物館 会場の様子

劉先生講演 劉先生講演(東京)
劉先生講演 劉先生講演(東京)

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