トップ | センターの理念 | 組織図 | 活動 | 研究員紹介 | 出版物 | 問合せ・所在地 | リンク

センターの活動

45.第4回国際シンポジウム『戦国燕系鉄器の特質と韓半島の初期鉄器文化』の開催
第4回目となるセンターの国際シンポジウムは、日本の鉄器利用の期限問題に大きくかかわる、中国東北地方の戦国時代燕国と韓半島の鉄器文化について議論しました。 燕国の鉄器は、戦国時代後期ごろから長城外部へ広がりますが、その様相は中国東北地方と韓半島では大きく異なっていました。この状況は日本の鉄器文化の開始を考がえる うえでも重要になってきます。 そこで今回は、日韓両国から講師陣を招き、下記のようなプログラムで講演・討論を二日にわたり行いました。

村上恭通(AIC)
『中国における燕国鉄器の特質と周辺への展開〜燕下都・副将溝・二龍湖を中心として〜』
宮里 修(高知県埋蔵文化財センター)
『東北アジアの青銅器と初期鉄器−細竹里・蓮花堡類型の評価を中心に−』
金武重(中部考古学研究所)
『中島式文化と初期鉄器の展開』
笹田 朋孝(AIC)
『漢代鋳造鉄器の周縁地域における展開』
鄭仁盛(嶺南大学校)
『韓半島南部における燕系文化と楽浪文化』
討論会


村上教授講演 宮里先生講演
村上教授講演 宮里先生講演

金武重先生講演 笹田研究員講演
金武重先生講演 笹田研究員講演
 
鄭仁盛先生講演 討論会
鄭仁盛先生講演 討論会
今回の議論により、より中国東北地域から韓半島へ鉄器文化の伝播する様相が具体化され、今後の日本の鉄器起源問題の研究に 資するところが大きいものとなりました。ご参加いただいた皆さんありがとうございました。

「センターの活動」目次に戻る