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センターの活動

44.愛大たたら(古代製鉄復元実験)の実施
2011年10月8日、センターで進めている『失われゆくたたら製鉄技術・銑押し法の復元的研究』の一環として、日本古代の製鉄炉を復元し、操業実験を実施しました。 一週間ほどかけて地下構造から炉床までを構築し、7日に炉(下釜・中釜・上釜)を構築、8日の製鉄操業となりました。今回も日刀保たたらの村下(むらげ)木原明氏に ご来校いただき、直接ご指導をいただきながら進めました。今回は古代の銑生産を復元することを目的としましたが、学生ほか、全国から多くの専門家の方々にご参加いただき、 丸一日の操業の結果、見事に銑鉄を得ることができました。

炉の構築 炭切り
粘土で炉を構築します 炭切り、大変な作業です

木炭投入 砂鉄投入
木炭の投入 砂鉄と木炭を繰り返し投入します
 
銑鉄 銑鉄
銑鉄の流出、緊張の一瞬です 流れ出した銑鉄
今回の実験は、古代銑生産を復元する端緒となったといえ、将来的には伝統的鋳鉄製品を生産する工房に 恒常的に原料鉄を提供することができるようになるかもしれません。今回得られた銑を用いて、芦屋釜にて製品を作っていただく予定もあります。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

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