センターの活動
31.2010年度四川省製鉄遺跡調査の報告(2009年12月3日〜12月17日)
今年度も四川において、成都市文物考古研究所・四川大学との共同調査を行いました。
今回はこれまでに調査を進めていた鉄牛村を再度調査したほか、新たにキョウライ市平楽鎮の製鉄遺跡で調査を行いました。
平楽鎮では、トレンチをいくつか開け、遺跡の形成家庭を探りました。現在の認識ではおもに宋代の堆積層があることが確認されています。 同じ調査地では、製鉄炉が発見されました。非常に残りの良い例で、石を積み上げて炉を構築しています。これも宋代前後のものと考えられ、 当時の製鉄技術や操業過程の研究に重要な実例となります。
一方2007年より調査を進めている鉄牛村製鉄遺跡では、巨大な廃棄坑が確認され、膨大な量の炉壁が埋められていました。 このような遺跡は中国でも例がなく、漢代の炉の復元が可能となります。現在、資料の整理を進めています。
平楽鎮では、トレンチをいくつか開け、遺跡の形成家庭を探りました。現在の認識ではおもに宋代の堆積層があることが確認されています。 同じ調査地では、製鉄炉が発見されました。非常に残りの良い例で、石を積み上げて炉を構築しています。これも宋代前後のものと考えられ、 当時の製鉄技術や操業過程の研究に重要な実例となります。
一方2007年より調査を進めている鉄牛村製鉄遺跡では、巨大な廃棄坑が確認され、膨大な量の炉壁が埋められていました。 このような遺跡は中国でも例がなく、漢代の炉の復元が可能となります。現在、資料の整理を進めています。
調査の様子 | 遺跡の形成過程が分かる |
宋代製鉄炉(平楽鎮) | 鉄牛村廃棄坑 |