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センターの活動

27.製鉄実験資料整理(2010年4月29日)

 4月29日に岡山県新見市で昨年度の製鉄実験炉の記録化に行きました。村上センター長と法文学部考古学研究室の学生さんと製鉄炉の解体を行い、製鉄炉の最も重要な部分である炉底付近の観察・写真撮影・実測図の作成を行いました。また、お隣では新見庄中世たたらのケラ(炉内に生成する鉄の塊)を取り上げ、鉄の生成状況を日刀保たたらの木原村下やセンターの共同研究者たちと確認しました。

 製鉄遺跡の発掘調査では部分的な情報しか得られないことが多いですが、実験のデータを蓄積することによって、古代の製鉄の様相を具体的に復元することが可能となりつつあります。炉内に生成した鉄の塊は、愛媛大学へ持ち帰りました。これらの資料は記録化した後に破砕し、検討会を行う予定です。


炉の解体 底部付近の断面
炉の解体 底部付近の断面

ケラ ケラ
ケラの取り上げ ケラの取り上げ

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