6. 講演会『沙海の古墓　ニヤ発掘記』

　2008年1月12日（土）、北京大学考古文博学院の斉東方教授を講師にお招きし、 『沙海の古墓　ニヤ発掘記』と題する第1回愛媛大学アジア歴史講演会を開催しま した。斉東方先生は『唐代金銀器研究』など著名な研究書を出版されており、隋唐 考古学・シルクロード考古学などを専門とし、ニヤ遺跡の発掘調査に直接携わった 方です。
　漢の時代、西方と中国の交易拠点として栄えた“精絶国”は、数行の文献記載の みで伝わるまさに幻の王国でしたが、考古発見により、その全貌が明らかになろう としています。ニヤ遺跡に残された当時の社会・文化の痕跡は、多くの歴史の謎を 解き明かす鍵となるでしょう。