センターの活動
5. 2007年度四川省蒲江県製鉄遺跡調査および重慶市文物考古所訪問
今回の調査(2007年12月)は,事前調査で良好な堆積を確認した蒲江県鉄牛村での
発掘調査です。中国国家文物局の批准を得て,成都文物考古研究所との共同研究が
実現し,日本隊の参観が可能となりました。
また10月の国際シンポジウムで講演をして頂いた重慶市文物考古所所長鄒後曦氏 の招聘を受け,重慶市を訪問しました。今後の共同調査について協議を進めるとと もに,三峡ダム建設に伴う調査で出土した膨大な資料の保存処理などを視察し,ま た鉄器資料保存の現状を確認しました。
また10月の国際シンポジウムで講演をして頂いた重慶市文物考古所所長鄒後曦氏 の招聘を受け,重慶市を訪問しました。今後の共同調査について協議を進めるとと もに,三峡ダム建設に伴う調査で出土した膨大な資料の保存処理などを視察し,ま た鉄器資料保存の現状を確認しました。
(1) 四川省蒲江県鉄牛村製鉄遺跡
中国の調査風景 | 廃棄された炉壁・鉄滓の堆積。規模がすごい |
今回の調査では漢代の炉が多数発見されました。その調査方法について,センター長から中国側へアドバイスをしています。 | “鉄牛”の前で記念撮影 | |
蒲江県の昔ながらの鍛冶屋さん |
(2) 重慶市文物考古所訪問
鄒後曦所長から,重慶三峡地区の調査・研究の現状を伺い,将来の共同調査について協議を進めました。三峡ダム建設に伴う緊急発掘調査では,膨大な量の遺物が出土し,またこれまで空白だった鉄器資料も大量に出土し,今後の調査・研究・保存が急務です。
保存処理の視察。青銅器の保存技術は見事です。 | 鉄器の保存について,センター長からアドバイス |