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第7回 アジア歴史講演会
ローマ帝国からインカ帝国まで
―地中レーダーが明らかにする考古学の世界―    

概要
 皆さんもご存じのように、考古学では発掘によって、住居跡や墓を発見し、土器や石器などの遺物を検出します。 しかし、さまざまな条件に制約されて、容易に発掘できない場合があります。また大陸の広大な遺跡を調査する際、 時間や資金が限られている場合は発掘地点をどのように絞り込むか、悩ましい問題に直面します。         
 こういった場合、物理学的な手法で遺跡を事前に探査するという方法があり、近年、その技術がめざましく発展しています。 世界的にますます普及しつつある地中レーダー探査法(Ground Rader Penetration)。その技術と自身の解析ソフト・ウェアを 携えて世界中を飛びまわるのがディーン・グッドマン(Dean Goodman)先生です。ディーン先生の研究成果は、考古学者であれば 誰もが知る考古学の概説書、レンフリュー&バーンの『考古学』にも採りあげられるほどです。またディーン先生は東アジア 古代鉄文化研究センターの客員研究員でもあり、われわれのモンゴルや中国での発掘調査においてもご尽力いただいています。 最近では南米エクアドルの調査においてインカ帝国時代の遺跡の探査し、 その成果がたいへん高く評価され、マスコミでも大々的に報道されました。     
 第7回AICアジア歴史講演会ではディーン・グッドマン先生を迎え、地中レーダー探査の原理をレクチャーいただいた後、 世界各地でのディーン先生の調査成果をご紹介いただき(もちろん日本も!)、 地下深くに眠る遺跡をひと味違った観点から眺めながら、世界を旅してみたいと思います。
    
≪入場無料≫です。どなたでもご参加いただけます。


日 時:2010年10月15日(金) 18:00受付開始 18:30開会 20:30閉会
会 場:アクティブ・ラーニングスペース(愛大ミューズ1階)
(愛媛大学城北キャンパス内、地図でご確認くださいませ。)
講師
ディーン・グッドマン(東アジア古代鉄文化研究センター客員研究員)
参加希望の方、お問い合わせは、下記の電子メールアドレスまでご連絡下さい。
murakami@ccr.ehime-u.ac.jp(@を半角に)

多数のご参加をお待ちいたしております。
<会場案内>  愛媛大学正門から入り、約50m直進後、右折。約50m直進、左手の  建物、1階が会場(赤い矢印)。
案内

時間がおありの方は愛大ミューズの「東アジア古代鉄文化研究センター」、「文京遺跡」の展示もご覧くださいませ。