第2回 国際シンポジウム『鉄と帝国の歴史』開催のご案内
概要
今年第2回目を迎える当センター主催の国際シンポジウムは、『鉄と帝国の歴史』と題して開催します。洋の東西を問わず、鉄は各地の歴史、文化、社会、経済に大きな影響を与えてきました。鉄が与えたインパクトは、社会の規模に応じて、その質と規模の点で多様であったと考えられます。特に他地域に大きな影響を与え、広大な領土を保有した帝国は、生産、戦争、祭祀等さまざまな側面で鉄が関与し、そのあり方も複雑であったと考えられます。その「帝国」における鉄について、時代・地域を違えて議論し、比較文化論的に社会の複雑化と鉄との関係について議論を行います。
基調講演
1.(財)中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所 所長 大村 幸弘 『人類が手にした鉄の故地−ヒッタイト帝国における鉄と社会−』 2.中国社会科学院考古研究所 所長 王 巍 『東アジアにおける鉄の故郷−中国・中央集権国家成立過程の鉄と社会−』 3.新潟大学超域研究機構 教授 白石 典之 『遊牧国家成立と鉄−モンゴル帝国における鉄と社会−』
シンポジウム
パネリスト 大村幸弘、王 巍、白石典之 コーディネーター 村上恭通(東アジア古代鉄文化研究センター)
※中国語については日本語の通訳があります。
日時:2008年11月29日(土) 11:00〜18:00(受付開始10:00) 会場:愛媛大学総合情報メディアセンター メディアホール(1階) 790-8577 松山市文京町3(愛媛大学城北キャンパス西端) 問い合わせ:sasaki@ccr.ehime-u.ac.jp(@を半角に)