2026年4月30日、PSI事業の一環として「新規事業プレゼン資料の作り方」をテーマとしたセミナーを開催しました。本セミナーは、研究シーズを社会実装・事業化につなげるために必要な「伝える力」の向上を目的に実施したもので、学内の学生・研究者を中心に多くの参加がありました。
起業家による実践的講演
講師には、NEWRON株式会社代表の西井香織氏をお招きしました。大学在学中に起業し、現在は事業運営に加えてVCとしても活動されている経験をもとに、実践的なプレゼンノウハウについて講演いただきました。
講演では
・ビジネスプレゼンで評価される3つのポイント(重要性・収益性・実現可能性)
・目的別のプレゼン設計の考え方(資金調達・ビジコン・社内提案など)
・研究シーズを事業として伝えるための思考整理
・「課題起点」で説明する重要性
について解説が行われました。
特に本セミナーでは、研究者や学生が陥りやすい「技術説明に偏ったプレゼン」に対し
・ビフォーアフターで価値を示す方法
・専門外の相手にも伝わる説明の工夫
・顧客・ニーズを起点としたストーリー構築
といった、ビジネス視点での伝達力向上に関する実践的な改善方法が提示されました。
また、実際のスタートアップのピッチ動画を用いた解説により、優れたプレゼンの共通点について理解を深めました。

ワークを通じた実践的学習
後半では、参加者自身の研究やアイデアをもとに
・技術・課題・価値の言語化
・プレゼン構成の設計(10項目)
・キャッチコピー作成
・導入スライドの作成
といった、事業化に向けたプレゼン構築のワークを実施しました。
さらに、希望者によるプレゼン発表と講師からのフィードバックの時間を設け、参加者は自身のアイデアをブラッシュアップする機会を得ました。

今後に向けて
本セミナーを通じて、研究成果を社会価値へと転換するための基礎力を養うとともに、起業やビジネスコンテストへの挑戦に向けた意欲の向上が見られました。愛媛大学は、今後も実践的な起業教育やビジネススキルの習得機会を提供し、研究シーズの事業化およびスタートアップ創出の促進に取り組んでまいります。