「えひめ景観シンポジウム2020」

2020.11.13 社会貢献活動

令和2年11月4日に「えひめ景観シンポジウム2020」(主催:愛媛県、後援:国土交通省、愛媛大学地域協働センター南予)が西予市宇和文化会館で開催されました。
基調講演では、松村暢彦センター長から「のむら復興まちづくりの取り組み」について講演がありました。平成30年7月豪雨以降の西予市野村地区では、地域に親しまれてきた生活景の再生と創造を念頭において、多様な住民組織や高校生、大学生などが関わるワークショップを積み重ねて、基本計画、基本設計、活用方法、維持管理方法の議論を進めていることが報告されました。
二宮祥子さん(のびのびプラタナスの会代表)から「狩江の景観がつなぐ私の子育て」として様々な子育て活動を報告いただきました。特に「不便だけど不満がない暮らし」という言葉が心に残りました。
その後、片岡由香先生(社会共創学部講師・地域協働センター兼任教員)のコーディネートのもと、講演者に加えて、愛媛大学学生、野村高校生、国土交通省四国地方整備局で「復興まちづくりとこれからの景観を考える」についてパネルディスカッションを行いました。パネリストからは、「いい景観」について様々な話のあと、景観づくりは人づくりという言葉が出てくるなど、形のデザインをこえた議論が印象的でした。

松村センター長による基調講演

片岡兼任教員のコーディネーターによるパネルディスカッション