【地域創生イノベーター育成プログラム南予】11月15日 プロジェクト中間発表・ディスカッション

2025.11.15 教育活動

愛媛大学地域協働センター南予は、大正時代建築の旧宇和町小学校校舎(西予市指定文化財)をリノベーションした建物に講義室等を設けて、南予地域における愛媛大学の拠点施設として活動しています。ここで毎年実施しているのが社会人リカレントプログラム「愛媛大学地域創生イノベーター育成プログラム南予」。南予地域で活躍する地域人材の育成に取り組んでいます。

この「愛媛大学地域創生イノベーター育成プログラム南予」。今年度は7月から始まり、南予9つの市町の他、松山市、また東京都からも参加があり、受講生27名が学んでいます。南予の4つの高校から、高校生4人も受講しており、高校生、そして20代から70代まで幅広い世代の方々が参加し、南予地方の現状を認識し、課題を抽出して、解決策に向けた取り組み、今後の実践について考えを深めています。

11月15日(土)はプログラムの折り返し地点。1~3限目は、これまで4つのグループで進めてきたプロジェクト研究の中間発表が行われ、受講生間で活発なディスカッションの場となりました。そして担当教員の松村暢彦センター長、笠松浩樹副センター長、大本敬久副センタ―長、前田眞客員教授の4名によるコメントもあり、1月の最終報告に向けての各グループの活動を確認、調整しました。

4限目には愛媛大学大学院地域レジリエンス学環の大久保武准教授による講義「地域別人口推計をまちづくりに活かす」。人口動態などの統計データを扱いながら、地域の現状を確認し、課題を明確化する手法を学びました。各受講生もパソコン等を扱いながら、実際に地域別の人口等の統計データをどのように入手していくのかといった実践的講義で、今後、グループごとにプロジェクト研究で対象としている地域のデータ分析につなげていく学びの場となりました。