第6回地域創生イノベーター育成プログラム(南予)開催

2021.11.27 教育活動

地域創生イノベーター育成プログラム(南予)の第5回が令和3年11月14日(日)に開催されました。今回は「南予の現状と課題」とオンラインワークショップの実践について4限の講義を行いました。

 1限目は、鬼北町企画振興課 課長二宮浩さんから鬼北町が取り組むこれからのまちづくりについてのイントロダクションをしていただいたうえで、ローカル5Gを活用した活性化策、木質バイオマス発電、健康診断受診率ナンバーワン、空き家を活用した移住定住対策、近永駅周辺賑わい創出プロジェクト、文化財を活用したまちづくりなど多岐にわたるテーマについて各担当部局から現状をお話しいただきました。鬼北町の地域活性化策の方向性を受講生も幅広く理解できたことと思います。 二宮浩先生の講義

 

2限目は、松野町ふるさと創生課 課長 井上靖さんから「最果ての四国へ 松野町のアウトドアコンテンツ活用の施策形成過程」というテーマで説明いただきました。ふるさと創生のなかでもアウトドアコンテンツを活用した施策のプロセスについてお話しいただきました。滑床渓谷のキャニオニングからはじまったプロジェクトがビジネスとして立ち上がり、そこから自転車のサイクリングフィールドとして初心者向けの四万十川を使ったコース、国有林道を使った日本最長のバイクレース(松野四万十バイクレース)の実施、さらには山森川をつかったフリークライミング、フィッシングなどの企画を戦略、事業実施体制などを披露頂きました。

井上靖先生の講義

3時限目は、愛南町企画財政課課長補佐 尾﨑光弘さんから、「愛南町の現状と課題」について愛南町の農林業、水産業、観光、移住・定住の現状を社会統計資料を活用して説明していただきました。農業では河内晩柑を使った加工品や愛媛大学農学部の学生と共同プロジェクトの紹介を頂きました。水産業は多様な魚種の水揚げがあり、特にカツオの水揚げは四国一で、養殖については真珠、マダイ、シマアジなどが全国有数ですが、魚価の低迷、魚離れなど負のスパイラルが進む中、びやびやかつおなどブランド化を進めています。観光については経済波及効果が低い、情報発信力が弱い、通貨型観光地の傾向にある等の課題に対して、オンリーワンの観光資源の情報発信や年間を通して楽しむことができる観光資源の発掘などの施策を紹介いただきました。

尾﨑光弘先生の講義

4限目は、愛媛大学地域協働センター南予 センター長の松村暢彦さんから、リモートでのワークショップの方法についてmiroとZoomを使って説明し、防災に関するワークショップを行った後に防災小説の課題説明を行いました。  

松村暢彦先生の講義

次回は、12月12日(日)になります。