第5回地域創生イノベーター育成プログラム(南予)開催

2021.11.14 教育活動

地域創生イノベーター育成プログラム(南予)の第5回が令和3年11月14日(日)に開催されました。今回は「南予の現状と課題」について4限の講義を行いました。

 1限目は、宇和島市総務企画部企画情報課から「地方創生に向けた取り組み」、市長公室シティセールス推進係から「シティブランディングにおける取組」、商工観光課観光係から「うわじま女子旅プロジェクト」について説明をいただきました。移住・定住促進事業や若者地元定着事業、鯛や真珠を活用したブランディングの企画、観光のなかでも女子旅企画などについて説明いただきました。

 

2限目は、西予市の四国西予ジオパーク推進協議会 事務局長の高橋司さんから「ジオパークでまちづくり」というテーマで説明いただきました。ジオパークという地域資源を生態系、地域の歴史・伝統・文化との関連の中で位置づけて、守り、活用していくことが重要であることを説明いただきました。そのなかでもジオツーリズムの取り組みについて市民への出前講座、市民ジオツアー、学校教育との連携、ジオガイド養成講座、交際交流などの具体的な施策について解説頂きました。

高橋司先生の講義

3時限目は、内子町森林組合 参事の大鍋直之さんから、「内子町の」について初歩の原木から教えていただき、内子町の森林、林業の現状を社会統計資料を活用して説明していただきました。組合のGPS、ドローンなどを使った情報化の取り組みや未利用木材のバイオマス発電を中心とした新たな事業化について説明をいただきました。地域の雇用を確保していくうえで、林業を安定した産業にするためには、愛媛県、日本全体で木材の供給量をコントロールして、木材価格の安定化の必要性まで言及いただきました。

鍋直之先生の講義

4限目は、伊方町町役場の宮本廉、地域おこし協力隊の田中健介さんから、「伊方町の現状と課題」について、社会統計資料を用いて概要を説明していただき、その後、伊方町の課題として定住人口の減少、産業の成長、協働によるまちづくりについて紹介してもらいました。なかではなはな2次整備による観光振興、お試し移住による移住定住の促進について重点的に解説してもらいました。移住者としてのポイントとして、人脈をつくること、移住者だということ、軸をブラすなをあげてもらいました。

宮本廉先生・田中健介先生の講義

次回は、11月27日(土)になります。南予地域の各市町での課題とその対策について講義を行います。