防災情報研究センターニュース
第180号 2011.7.13
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<ご報告> 愛南町で防災教育関連会議と講演会を開催しました<ご報告> 愛南町で防災教育関連会議と講演会を開催しました
7月10日に愛南町御荘文化センター大研修室で、平成23年度愛南町防災教育連携協力 協議会と愛南町防災教育推進懇談会の合同会議が開催されました。この協議会ならびに 懇談会は平成21年3月7日に、愛南町の防災教育の推進を目的にして愛南町、愛南町教育 委員会、愛媛大学防災情報研究センター、そして国土交通省四国地方整備局大洲河川国 道事務所の4機関で調印され、設立されたものです。今回当センターからは、矢田部セン ター長、高橋副センター長、板屋副センター長、松本准教授が出席しました。会議では、平成22年度の事業報告と平成23年度の事業計画が検討され、承認されまし た。また、東日本大震災調査報告および支援活動報告と題して、愛媛大学防災情報研究 センター(矢田部センター長)ならびに大洲河川国道事務所から話題提供がなされました。
愛南町は愛媛県南予に位置し、宇和海に面してリアス式海岸が広がっています。本地 域は、過去の東南海・南海地震などにより甚大な被害を被ってきています。また、来る 東南海・南海地震に際して、愛媛県下でもっとも津波災害が危惧される地域です。その ため、町をあげて学校防災教育に取り組んでおり、多大な成果が出つつあるところです。
第179号 2011.7.11
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<ご報告> 今治市立城東小学校で防災学習会を実施しました<ご報告> 今治市立城東小学校で防災学習会を実施しました
7月8日(金)に今治市立城東小学校で防災学習会を開催しました。同小は海岸から300mと近い上に、蒼社川沿いにも位置しています。そのため、津波災 害や洪水災害の発生が危惧されています。また、今治市における東南海・南海地震によ る津波高さは最大で2m程度と予想されていましたが、3連動型地震が発生すればもっと高 い津波の襲来も考えられ、甚大な被害の発生が予想されます。
東日本大震災の発生を受けて学校における防災教育の必要性が高まってきました。
今回、同小では、全校児童を対象に避難訓練、防災学習会(クイズ形式)、津波記録DVD の視聴を通して自然災害、特に津波災害への対応について学びました。防災情報研究セ ンターでは学校防災教育にも力を入れています。関心がある方はご連絡ください。
なお、この活動は7月8日のNHKテレビでも報道されました。
第178号 2011.7.8
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<ご報告>東温市で「防災キャラバン‐東南海・南海地震に備えて-」を開催しました<ご報告>東温市で「防災キャラバン‐東南海・南海地震に備えて‐東日本大震災に学ぶ!」を開催しました
平成23年7月3日(日)の13時30分〜15時30分に、東温市の川内公民館大ホールにおい て470名の方に参加いただき、東温市と共催で防災キャラバンを実施しました。東温市長の高須賀功氏による開会挨拶に続いて、以下の4題の講演がなされました。
「東日本大震災の教訓」(木下誠也教授)
「東日本大震災における愛媛大学DMAT隊の活動報告」(西山隆准教授)
「東温市をよぎる活断層、重信断層と川上断層」(高橋治郎教授)
「緊急消防援助隊の活動を終えて」(東温市消防本部 佐伯敏則氏)
最後に東温市消防本部消防長の丹生谷美雄氏による閉会挨拶により2時間に及ぶ防災講 演会を終了しました。
東温市は愛媛県を東西に走る活断層の上に位置しており、地震の影響を受けやすい地 域です。直下型地震や東南海・南海地震に備えて、自分自身が住んでいる地域を知り、 日頃から地域住民により防災活動を展開していくことが重要であるということを強く認 識させられる講演会となりました。
第177号 2011.7.5
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<ご挨拶>新任挨拶(防災情報研究センター副センター長 板屋英治)<ご挨拶>新任挨拶(防災情報研究センター副センター長 板屋英治)
皆様、こんにちは。7月1日付けで愛媛大学防災情報研究センター副センター長を拝命いたしました板屋英 治です。どうぞよろしくお願いいたします。愛媛県での勤務は今回初めてですが、四国 地方では、徳島県、香川県で勤務して以来の 3県目の勤務となります。
前任地は国土交通省中国地方整備局で、中国5県の主に国管理河川における洪水、土 砂災害等の災害対策を担当しておりました。中国地方整備局で勤務した2年3ヶ月の間 に、平成21年7月山口県防府市等での大規模土砂災害、平成22年7月の広島県庄原 市の局所的集中豪雨による大規模土砂災害と相次いで災害が発生し、それぞれの災害現 場に国土交通省緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)の隊員として派遣され、県・市町村へ の技術的支援等を行ってまいりました。さらに、今年の3月の未だかつて経験したこと のない東日本大震災の大規模災害の発生を受け、国をあげて被災地を全力支援するため、 東北地方整備局への物資、排水ポンプ車・照明車をはじめとする資機材の投入、緊急災 害対策派遣隊(TEC-FORCE)の河川・海岸専門部隊等の派遣等の後方支援を担当いたしま した。
このような大規模災害の発生による発災直後の初動時、緊急対応におけるノウハウと、 現地での災害対応を通じての教訓、そして最新の情報・知見・技術等を活かしながら、 今後の地域の安全安心の確保のために、少しでもお役に立てればと思っております。
防災情報研究センターの一員として、地域の方々はもとより、地域を支える建設業関 係者、行政や関係機関との間に力強い連携、支援の体制が構築され、将来に対する備え が万全となるよう、その歩みを着実に進めて参りたいと思っておりますので、どうぞよ ろしくお願いいたします。
第176号 2011.7.1
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<ご案内>防災情報研究センター 7月1日からの新体制のお知らせ<ご案内>防災情報研究センター 7月1日からの新体制のお知らせ
当センターは平成18年に発足し、今年で6年目を迎えます。昨年10月には東南海・南海 地震研究部門が発足し、東南海・南海地震対策に向けた研究に精力的に取り組み始めて います。その矢先、東日本大震災が発生し、大地震の破壊力をまざまざと見せつけられ ました。東南海・南海地震対策に関する研究は喫緊の課題となっています。当センターは7月1日から新体制で活動を開始します。これまで蓄積してきた研究成果 と経験をもとに活動を拡大し、愛媛・四国の安全・安心のため一層積極的に取り組んで 参りますので、今後ともご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
<新スタッフ>
【センター長】 矢田部 龍一(新任)
【副センター長】 板屋 英治 (新任)
【地域防災システム研究部門長】 松尾 芳雄(新任、6/1〜)
なお、センター長として当センター発展に陣頭指揮をとっていた鳥居謙一氏は6月30日 付で愛媛大学を退職し、国土交通省国土技術政策総合研究所河川研究部付として国土交 通行政に手腕を振るうことになりました。また、新任の板屋英治副センター長の前職は 国土交通省中国地方整備局河川部河川調査官で、河川行政の専門家です。松尾芳雄氏は 愛媛大学農学部教授で、地域計画の専門家です。
新センター長の就任挨拶
7月1日に3代目のセンター長を拝命いたしました愛媛大学の矢田部です。
昨年度は、東南海・南海地震研究部門(寄付講座)の発足、愛媛地域防災力研究連携 協議会の設立とセンターにとって飛躍の年となりました。今年度は、昨年度の実績を元 に、これらの活動を更に発展させるとともに、3月11日に発生した東日本大震災の調査研 究、報告会の開催、東南海・南海地震に向けた減災研究、愛媛県下の市町での防災キャ ラバンなどに一層、力を入れる所存です。巨大津波で完膚無きまで破壊された東北地方 の東海岸の町々、20km圏にも及ぶ避難区域の設定を余儀なくされた福島第一原子力発電 所のトラブルなど、日本は戦後最大の危機に直面しています。言うまでもなく、日本は 自然災害大国であり、これからも巨大災害が頻発します。これらの災害による被害を少 しでも軽減するために、防災情報研究センターでは今まで以上に真剣に各種の取り組み を展開しますので、皆様方のご支援をよろしくお願いします。
第175号 2011.6.28
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<ご案内>防災キャラバン−防災センター・東温市連携防災講演会−の開催について<ご案内>防災キャラバン−防災センター・東温市連携防災講演会−の開催について
この度、防災キャラバン第3弾として、東温市との共催で防災講演会を開催します。 今回は、東日本大震災に関する報告や、東温市に関係する断層についての講演です。 奮ってご参加下さい。お待ちしております。記
日 時:平成23年7月3日(日) 13:30〜15:30
場 所:東温市川内公民館 大ホール
主 催:愛媛大学防災情報研究センター
共 催:東温市
挨 拶:愛媛大学防災情報研究センター長 矢田部 龍一(7月1日付)
挨 拶:東温市長 高須賀 功 氏
講 演:
1.「東日本大震災の教訓」
愛媛大学防災情報研究センター 教授 木下 誠也
2.「東日本大震災における愛媛大学DMAT隊の活動報告」
愛媛大学医学部附属病院中央診療施設救急部 副部長 西山 隆
3.「東温市をよぎる活断層、重信断層と川上断層」
愛媛大学防災情報研究センター 副センター長 高橋 治郎
4.「緊急消防援助隊の活動を終えて」
東温市消防本部 専門員 佐伯 敏則 氏
閉会挨拶: 東温市消防本部 消防長 丹生谷 美雄 氏
【問合せ・申し込み】
事前申し込み不要です。
当日直接会場にお越し下さい。
愛媛大学社会連携支援部社会連携課 社会連携拠点チーム(筒井・津守)
Mail:kensien@stu.ehime-u.ac.jp
TEL:089-927-8974
第174号 2011.6.20
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<ご案内>第36回海洋開発シンポジウムが開催されます。<ご案内>第36回海洋開発シンポジウムが開催されます。
6月30日(木)〜7月1日(金)ひめぎんホールで第36回海洋開発シンポジウムが開催さ れ、全国より参加する研究者等が松山で津波などの研究成果を発表します。当センターの中村孝幸准教授が緊急特別セッション「東北地方太平洋沖津波の被災分 析」の座長を務めます。参加無料、自由参加ですので奮ってご参加ください。
第36回海洋開発シンポジウム 開催期日:2011 年6 月30 日(木)〜7 月1 日(金)
主 催:土木学会(担当:海洋開発委員会)
後 援:国土交通省四国地方整備局
会 場:愛媛県県民文化会館(ひめぎんホール)
(松山市道後町2-9-14、伊予鉄市内電車「南町・県民文化会館前」下車)
参加方法:参加無料、自由参加(事前の申込は不要。当日会場へ直接お越し下さい。)
※緊急特別セッション 6月30日 9:10-10:15 第1会場
津波セッション:「東北地方太平洋沖津波の被災分析」
座長:中村孝幸(愛媛大学)
1.港湾施設の津波被害状況
辰巳大介(港湾空港技術研究所アジア・太平洋沿岸防災研究センター研究官)
2.海岸保全施設の被災と復旧の方向性について
諏訪義雄(国土技術政策総合研究所河川研究部海岸研究室長)
3.沿岸防災の将来と東北地方太平洋沖津波の教訓
柴山知也(早稲田大学理工学術院教授/土木学会海洋開発委員会委員長)
※ プログラム等の詳細につきましては、土木学会海洋開発委員会ホームページを
ご覧下さい。 (http://www.jsce.or.jp/committee/ocean/)
※ 本シンポジウムは、土木学会CPD(継続教育)プログラムとして認定されています。
※ 問合せ先:土木学会事務局 研究事業課(担当:岩西)TEL03-3355-3559
第173号 2011.6.16
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<ご報告>防災情報研究センター平成22年度活動報告会を開催しました<ご報告>防災情報研究センター平成22年度活動報告会を開催しました
平成23年5月25日(水)13:30より、愛媛大学の南加記念ホールにおいて平成22年度の防 災センターの活動報告会を開催しました。国県市町や民間企業から160名の方にご参加い ただき、盛会のうちに終了しました。お忙しい中、ご参加いただきありがとうございま した。報告会では、まず、鳥居謙一センター長が、平成22年度の活動を振り返り、愛媛地域 防災力研究連携協議会の設立や各市町と連携した研究活動に関して、充分な手応えを感 じられたことを報告。そして、平成23年3月11日に発生した東日本大震災を踏まえ、南 海地震を想定した愛媛県下における防災対策の充実を図ることなどを今年度の課題とし て挙げました。
次いで、記念講演として、東日本大震災の調査活動や支援活動について、学内外の方 から報告をしていただきました。 当センターからは、東南海・南海地震研究部門の木下誠也部門長や、岡村未対教授が 東日本大震災の現地調査活動について報告を行い、二神 透准教授が、愛媛県宇和海沿 岸地域における東日本大震災時に発令された避難勧告に対する住民避難行動の実態調査 結果について報告を行いました。
また、その他、愛媛県内の各機関における東日本大震災での支援活動について下記の 皆様から講演いただきました。
「東日本大震災における愛媛大学DMAT隊の活動報告」
愛媛大学附属病院 西山 隆准教授
「避難所における健康相談支援活動報告」
愛媛県心と体の健康センター 佐尾 貴子氏
松山保健所 田窪 小夜氏
「緊急消防救助隊支援活動報告」松山市東消防署 後藤広幸氏
「東北地方太平洋沖地震に係る土木職員先遣隊調査報告」
愛媛県土木部 清家 伸二 氏
「それでも故郷を離れられない〜被災者の声を伝える〜」
NHK松山放送局 国枝 拓 氏
「四国地方整備局の東日本大震災への対応と東南海・南海地震へ向けた取り組み」
四国地方整備局 松本 秀應 氏
現地では、それぞれの立場で支援活動が実施されており、今回の東日本大震災では想 定を超えた被害であったため、その支援活動も思うように実行できず、様々な苦労があ ったことをご講演いただきました。その経験を踏まえ、今後、南海地震を想定した防災 対策として我々ができることは何か、参加された皆様と改めて考える機会となりました。
今年度も、当センターの活動にご支援・ご協力のほどよろしくお願いします。
第172号 2011.6.7
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企画展「震災を知る−愛媛の災害史と東日本大震災−」開催中企画展「震災を知る−愛媛の災害史と東日本大震災−」開催中
防災情報研究センターでは、愛媛大学ミュージアムの一角で企画展「震災を知る」を 開催しています。この企画展は、防災センターが現在行っている東日本大震災の被害調 査や、愛媛で起こった過去の災害を踏まえた防災対策研究など、防災に関する社会貢献 活動を来館者に提供することを目的としています。災害の事例を当時の記録や調査記録から学ぶため、愛媛で起こった災害から東日本大 震災までの新聞報道資料や防災情報研究センター職員による東日本大震災の調査記録を 展示しています。また、体験学習コーナー、防災クイズコーナーもあります。
是非、お越し下さい。
日 時:平成23年6月1日(水)〜平成23年7月31日(日) (毎週火曜日は休館)
場 所:愛媛大学ミュージアム多目的ルーム
開館時間:午前10時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
主 催:社会連携推進機構防災情報研究センター、愛媛大学ミュージアム
後 援:愛媛新聞社
ミュージアムのHP <http://www.museum.ehime-u.ac.jp/>
第171号 2011.6.3
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<ご案内>第3回東日本大震災調査等報告会を開催します<ご案内>第3回東日本大震災調査等報告会を開催します
下記の要領で、第3回目の東日本大震災の報告会を開催します。地震のメカニズムや現地の被害調査報告、並びに福島第1原子力発電所事故について 学内外の方々にご講演いただきます。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
記
日 時: 平成23年6月15日(水) 13:30〜(受付13:00〜)
場 所: 愛媛大学総合情報メディアセンター・メディアホール
定 員: 120名
式次第:
13:30 挨拶 愛媛大学防災情報研究センター長・教授 鳥居 謙一
13:40〜14:00 『東北地方太平洋沖地震の概要と東南海・南海地震』
愛媛大学理工学研究科 教授 山本 明彦
14:00〜14:20 『防災施設と被災状況』
(社)四国建設弘済会高知支所 専任部長 吉良 勉 氏
14:20〜14:40 『宅地の被害』
(財)地域地盤環境研究所地盤情報グループ 統括グループ長 山本 浩司 氏
14:40〜15:00 『東北地方太平洋沖地震における地震・津波被害調査
(南三陸町、気仙沼・陸前高田・大船渡市)報告』
(株)芙蓉コンサルタント 須賀 幸一 氏
15:00〜15:10 − 休憩 −
15:10〜15:30 『福島第1原子力発電所事故のインパクト』
愛媛大学国際連携推進機構 副機構長・教授 細川 洋治
15:30 閉会挨拶 愛媛大学防災情報研究センター長・教授 鳥居 謙一
■申込み・問合せ先
参加希望者は、氏名、所属、連絡先を明記の上、下記までメール又はFAXにて
お申し込み下さい。定員に達し次第、締め切ります。
愛媛大学 社会連携課 (防災情報研究センター担当) 津守
E-mail: kensien@stu.ehime-u.ac.jp
FAX:089-927-8820 / TEL:089-927-8142